腸内環境改善


●腸内細菌が健康を左右する・・・・

腸内には大きく分けて、ビフィズス菌に代表される善玉菌、ウェルシュ菌に代表される悪玉菌、食べ物や体調によってどちらにも傾く日和見菌の3種類が棲み、天文学的数のこれらの細菌が、種類ごとに勢力争いをしています。

健康な腸内は善玉菌が多く酸性ですが、悪玉菌が増えると腸内環境はアルカリ性になり、悪玉菌はさらに増殖し、日和見菌も悪玉菌に傾くものが増えてきます。

すると、腸内は腐敗へと進み、便秘や下痢だけではなく、さまざまな全身症状を引き起こすのです。

一方、善玉菌は炭水化物や食物繊維を餌として、乳酸や酢酸といった有機酸をつくり、腸内を発酵状態、つまり酸性にします。

すると、悪玉菌の繁殖は抑えられ、人体に有益な物質を生成したり、免疫力を高める働きをしてくれます。

このような状態、すなわち、善玉菌優勢な状態が腸内環境が健康な状態です。

また、この人体に有益な物質これが乳酸菌生産物質です。

●未消化のタンパク質が腸内の免疫バランスを崩します。

 免疫系の最高司令官のヘルパーT 細胞には2つの種類があります。

・ウィルスやガンに侵された細胞などの免疫(細胞性免疫)を担当するTh1。

・タンパク質などの免疫(液性免疫)を担当するTh2

があります。

この2つはどちらか一方が活性化すると、もう一方は抑制されるシーソーの関係になっています。

この免疫細胞が、大腸粘膜にも点在しています。

肉類の過食などによって、未消化のタンパク質(異種タンパク質)が大腸に送られてくると、悪玉菌は連携して大腸粘膜を傷つけ侵入しようとします。

すると、防衛のために働くのがTh2です。

しかし、腸内のTh2が頑張り過ぎると、やがて全身の粘膜のTh2も活性化して、タンパク質が粘膜に触れるとアレルギー反応を起こすようになるのです。

たとえば、花粉というタンパク質が目や鼻の粘膜に触れて症状を起こすのが花粉症です。

一方、Th2活性が上がるとTh1活性は下がるので、ウィルスに侵された細胞やガン細胞をうまく処理できなくなり、

風邪などのウィルス感染症やガンにかかりやすくなります。




●乳酸菌が免疫細胞のバランスを回復

乳酸菌の細胞壁に含まれるリポ多糖体という物質は、

Th1活性を高めるので、

ウィルスやガンに対しての免疫力を回復します。

Th1活性が上がるとTh2活性は下がるので、アレルギー疾患にもかかりにくくなります。

このリポ多糖体の働きは、摂取した乳酸菌が生きたまま腸に到達できなくても効果があるといわれています。